無印が来春「コオロギせんべい」を発売 食糧危機対策の一助に

無印良品が昆虫食「コオロギせんべい」を来春販売

無印良品を企画、開発する良品計画は21日、徳島大学と協業して「コオロギせんべい」を2020年春に発売すると発表した。

昆虫食は、世界的な人口増加による食糧危機や環境問題への対策の一つとして近年注目されている。国連食糧農業機関(FAO)も、栄養価が高く環境への負荷も少ないという理由で家畜の代替として昆虫食を推奨しており、中でもコオロギは食用に適しているとして国内外で注目されている。

同社は、今後の食糧問題や環境問題の課題を考えるきっかけになればという思いから、昆虫食の研究の第一人者である徳島大学と協業。同大学からは、食用コオロギの実用化に向けた研究成果を、同社からは商品開発プロセスを共有し、おいしく食べられる昆虫食の開発を進めている。

「コオロギせんべい」は、徳島大学の研究をベースに量産されたコオロギをパウダー状にして、せんべいに練り込んで商品化するという。商品売価や規格は未定。

画像提供:良品計画