ソメイヨシノがピンクに色づく仕組み 弘前大学が解明
弘前大学は6日、ソメイヨシノがピンク色になる特異的な条件を明らかにした。研究結果は国際園芸学会誌『Scientia Horticulturae』に掲載された。
ソメイヨシノは全国に多く植えられており、気象庁がサクラの開花状況を判断する標本木とされているなど、サクラの代表種と言える。今までソメイヨシノがどのような仕組みや条件でピンク色に色づくのかは解明されておらず、切った枝を室内で咲かせると白色になり、きれいに色づかなかった。そこで弘前大学は弘前市と共同で、弘前公園の剪定した桜の枝を利用して実験を行った結果、ピンク色になる特異的な条件を明らかにした。
この研究結果によって、今後、LEDなどを用いて切り枝の花をきれいに咲かせることが可能になる。
(写真はイメージ)