松山城本丸広場の桜が見頃 暖冬の影響なく例年どおり
愛媛県松山市の中心にある、松山城。その天守は標高132mの勝山の山頂にそびえており、市街地を歩くと、どの場所からでも頭上に天守を見ることができる。
天守の前の本丸広場は通常は市民の憩いの場だが、春になると人気の桜スポットになる。広場には約200本の桜が植えられ、その大半を占めるソメイヨシノが4月に入って7分咲きから満開を迎えた。
約200本の木々の中にはソメイヨシノのほかにツバキカン桜やオオシマ桜もあり、訪れる時期により違う桜を鑑賞できるのも一つの楽しみだ。撮影した日にはソメイヨシノの薄紅色の花びらが広場を包み、訪れる人たちの心を和ませていた。
全体的に見頃だが、中には7分ほど咲いた桜もあった。通常4月初めが見頃というから、暖冬の影響はさほど見られないようだ。
今年は新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、広場での宴会は自粛要請が出ている。そんな中、訪れた人達は思い思いの場所で立ち止まり、カメラやスマートフォンで桜を撮影していた。広場では大半の人がマスクを着用していた。城内には感染拡大防止の為、咳エチケットやマスク着用、近い距離での会話を避けるなどへの協力が呼びかけられていた。
桜は、広場以外にも天守に登る道にも所々咲いており、春ならではの景色と眺望を楽しめるのも嬉しい。
(撮影日:4月4日、撮影場所:愛媛県松山市)
【施設情報】
愛媛県松山市丸の内
松山城天守のある本丸広場は都市公園のため、5:00~21:00(11月~3月 5:30~21:00)の間、開放されている。
松山城総合事務所
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