産学官で建築コンぺ 5大学が未来の住宅モデル提案
17日から、横浜みなとみらいにて大学と民間企業の連携で、省エネ設計の建築コンペ「エネマネハウス2015」が開催される。参加大学の学生が主体となって設計されたモデルハウス5棟を建築・展示し、「エネルギー」、「ライフ」、「アジア」の3つの観点で、先進的な技術や新たな暮らし方を提案する。一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が、横浜市などと共催で開く。
第2回目の開催となった今年、最終選考に残ったのは関東学院大学、芝浦工業大学、山口大学、立命館大学、早稲田大学。来場者はこれら5大学が提案するモデルハウスに入って、エネルギー消費量、室内温度、湿度などをリアルタイムに確認できる。来場者が最も住みたいと思う家に投票し、最優秀賞を決める。
横浜市西区高島1丁目2の73の敷地で、10月17日から11月1日まで開催。申し込みは不要で、入場無料。
「エネマネ」とはエネルギー・マネジメントの略語。IT機器を駆使して家庭・オフィスビル・工場などのエネルギー(電気やガス等)の使用状況をリアルタイムに把握・管理し、最適化する仕組みを「エネルギーマネジメントシステム(EMS)」といい、こうした仕組みを取り入れた家屋は「エネマネハウス」「スマートハウス」と呼ばれる。各省庁も後押ししている分野で、認定企業への助成金の交付事業もある。
2014年1月に第1回大会が開催され、3日間の展示期間で6700人の来場者を集めた。
(写真はイメージ)