ホンダが感染者搬送車両を自治体へ提供
ホンダは14日、新型コロナウイルス感染防止に向けた支援活動として、感染者搬送車両として医療現場でニーズが高い、運転席と後部座席の間に間仕切りを設けた車両を生産し、自治体へ提供していくと発表した。まずは13日に港区・渋谷区への提供を行い、今後都内など感染者の多いエリアからの納車を予定している。
搬送車はミニバンの「オデッセイ」「ステップワゴン」などをベースに改造する。搬送時の感染リスクを削減するために運転席と後部座席に仕切りを設置しているほか、前後座席間に圧力差を生じさせることで後部座席を陰圧状態にし、飛沫感染を抑制する構造に仕立てている。
感染者を搬送する車両(仕立て内容)
同社は他にも医療現場のニーズが高いフェイスシールドを5月末までに生産し、医療現場へ無償提供していく予定。また、人工呼吸器についても生産支援を視野に入れ検討しているとのこと。
写真提供:ホンダ(冒頭の写真はイメージ)