農工大が独自の緊急支援奨学金を給付 生活要支援の学生に
東京農工大学は20日、新型コロナウイルス感染防止に伴う社会情勢の中で、アルバイトなどの収入が減少し生活の支援が必要となった学生に対して、返済を要しない緊急支援奨学金を給付すると発表した。
博士学生には10万円、修士・学部学生には5万円が支給される。すでに月8万円以上の給付型奨学金を受給している学生や国費留学生、日本学術振興会特別研究員などの学生は支援対象ではない。また、生活要支援の状態になったと認定できない学生も対象外となる。支援学生数は200名を上限としている。
第1回の申請はすでに締め切られているが、第2回の申請は5月29日までとなっている。緊急支援奨学金の給付が認められた学生は、直近6カ月の家庭やアルバイト等の収入が減少したことがわかる書類と家賃の領収書等を12月まで保存し、大学の求めに応じて写しを提出することが求められている。
(写真はWikipediaより、東京農工大学農学部本館)