今年は写真で花見を 福島の桜が見ごろを迎える
新型コロナウイルス感染防止のための自粛生活が続き、お花見をすることができなかった今春。お花見気分を味わっていただけるよう、4月末になりようやく満開を迎えた福島の桜を2か所の様子を写真でお届けする。
小沢の桜(福島県田村市)
田畑の中に1本だけ立つソメイヨシノ。樹齢100年ともいわれるこの木は、映画のロケ地になったこともある。ほとんど人影はなく、写真を撮りに来たカメラマンが数人いるのみだった。4月26日時点で、ちょうど満開を迎えている。
夏井千本桜(福島県田村郡小野町)
昭和50年に地域住民が夏井川沿い5kmにわたって1000本のソメイヨシノを植えたことで、今日の夏井千本桜があるという。この桜には「わたしたちの郷土を美しい桜の里に、そしてこの桜のもとに郷土の和合を」という願いが込められており、毎年夜間ライトアップや桜まつりが行われる。今年はコロナウイルスの感染防止のため、どちらも中止になっている。また、桜を見に来ている人もほとんどおらず、川沿いの田んぼや畑に肥料を撒く農家の姿が見られた。4月26日時点で満開は過ぎている。
今年は福島県内の桜の名所も祭りやライトアップを中止している。駐車場も閉鎖しているところもあるので、現地には行かず、写真だけで楽しんでいただきたい。ぜひ来年以降のお花見を楽しみにしてほしい。
(冒頭の写真は、夏井千本桜)