「人を活かす会社」調査結果発表 SCSKが2連覇

日経リサーチ(東京都千代田区)は5日、人材の多様化や能力を引き出す環境作りなどに取り組む企業を評価する、「人を活かす会社」調査の結果を発表した。ITシステム・ソフトウェア開発のSCSK(エスシーエスケイ)が昨年に続き1位となった。2位はTOTO、3位は富士フイルムとなった。

同調査の評価は、職場環境・コミュニケーション、雇用・キャリア、育児・介護、ダイバーシティー経営の4側面から構成されている。

SCSKは2位を20ポイント以上離してトップとなった。側面ごとに見ると、職場環境・コミュニケーションで1位、雇用・キャリアで2位、育児・介護で3位と、3側面でトップ3に入った。TOTOは、職場環境・コミュニケーション(8位→3位)、雇用・キャリア(13位→4位)、育児・介護(11位→5位)の3側面で躍進し、3位の富士フイルムを1ポイント弱の僅差で上回った。
また、セブン&アイ・ホールディングスが14位から4位に、イオンが24位から5位に、東京海上日動火災保険が20位から6位に、それぞれ上昇した。

日経リサーチは同調査の集計結果をベースとした、人材活用施策サービス「働きプラス」の2015年版ベンチマークレポートと集計表データを、11月上旬から販売する。

(写真はイメージ)