withコロナ時代のBCPソリューション「magickiri」 実証実験開始

withコロナ時代のBCPソリューション「magickiri」 実証実験開始

アカデミア発の技術による社会課題解決に取り組むピクシーダストテクノロジーズ(東京都千代田区)は18日、withコロナ時代に感染拡大防止と経済活動を両立させるためのBCP(Business Continuity Plan・事業継続計画)ソリューション「magickiri(マジキリ)」の実証実験を開始すると発表した。

現在、世界的に新型コロナウイルスの蔓延に直面し、健康や安全上のリスクが顕在化しているばかりか、経済も大きな影響を受けている。同社は、コロナウイルスの存在を前提とする「withコロナ時代」には感染拡大防止と経済活動を両立させることが必要と考え、そのためのBCPソリューション「magickiri」の実証実験を開始。あわせて、企業や病院、工場、建設現場、倉庫などでの実証実験に協力するパートナーを募集すると発表した。

magickiriが持つ機能
1)Planning:安全な現場環境の構築
空間内の感染リスクをシミュレーションし、改善点を洗い出すことにより、感染リスクの低い空間の構築をサポートする。
2)Monitoring:行動変容促進と環境改善による継続的なリスク低減
空間内における人々の行動・環境を常時モニタリングし、アラートにより行動変容をもたらすと共に、よりリスクの高い箇所の発見をサポートする。
3)Reporting:感染者発生時の停止範囲を特定するエビデンス確保
空間内の人々の接触距離、接触時間、移動経路をトラッキングし、感染者発生時の濃厚接触者とリスクが高い場所のエビデンスを確保することにより、事業の停止範囲の特定・事業継続のための対処範囲の特定をサポートする。

magickiriは、上記3つの機能から得られたデータを基に、企業それぞれの環境に即した安全基準の最適化をサポートすることで、実証実験パートナーと共にwithコロナ時代における感染拡大防止と経済回復の両立の実現を目指すという。

今後のスケジュールは、6月に実証実験開始、8月に一部機能から順次リリースを予定しているという。

画像提供:ピクシーダストテクノロジーズ