月面への人類最初の一歩を記録したカメラ、発見される
1969年にアポロ11号が初の月面着陸を果たした際、ニール・アームストロング船長が月面に最初の一歩を踏み出した様子や米国旗を固定する様子などを撮影した16ミリカメラが45年ぶりに発見されたことを米スミソニアン航空宇宙博物館が6日公表した。
船長が2012年8月に亡くなった後、自宅のクローゼットを片付けていたキャロル夫人が布製のバッグを見つけ、その中に工具類などと一緒に保存されていた。このカメラは月面着陸船「ルナ・モジュール」に据え付けられていたもので、撮影したフィルムは着陸後に回収され、カメラは「ルナ・モジュール」ごと月面に放置されるはずだった。しかし、船長が「その他の機器10ポンド」と申告し、記念品として持ち帰っていた。カメラは現在、同博物館で特別展示されている。