2021年卒就活は前年に比べて1ヶ月遅れで進行 マイナビ調査
マイナビは12日、「マイナビ 2021年卒大学生活動実態調査(7月)」の結果を発表した。2021年卒業予定の大学生・大学院生の7月末時点の内々定率は73.1%で、今年の就職活動は前年に比べ1ヶ月遅れで進行していることが分かった。
同調査の対象は、2021年3月卒業予定の全国の大学生と大学院生の計7386名(内訳:文系男子1448名、理系男子1437名、文系女子3177名、理系女子1324名)。実施期間は2020年7月24日〜31日にWEBアンケートを実施した。
2021年卒業予定の大学生・大学院生の7月末時点の内々定率は73.1%(前年比6.9pt減)、平均内々定保有社数は2.1社(前年比0.1pt減)となった。7月の内々定率が前年の6月並み(20年卒6月内々定率74.4%)であることから、21年卒の就職活動は前年に比べ1カ月遅れで進んでいるといえる。内々定を保有している学生が入社意思の最も高い企業で受けた面接の形式は、「WEB」が54.2%、「対面」が45.8%となり、WEBがやや多い結果となった。
また、内々定後入社意思の最も高い企業から受けたフォローのうち、最も不安が軽減されたものは「人事との面談」で36.3%だった。次が「定期的なメール連絡」が14.2%、「内定者間の座談会や交流会」が13.6%と続いた。特に、面接形式がWEBだった学生は、対面だった学生に比べて、「内定者間の座談会や交流会」、「複数の社員との座談会や交流会」、「人事以外の社員との面談」など、人事担当者以外の人と話ができる機会によって不安軽減を大きく感じていることが分かった。
画像提供:マイナビ(冒頭の写真はイメージ)