米株式週報 NYダウは約2カ月ぶりの高値を記録

10月12日~16日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価(30種)は前週終値1万7084.49ドルから131.48ドル高の1万7215.97ドルとなった。先週1万7000円台を回復したが、さらに上昇し約2カ月ぶりの高値を記録した。

12日は先週の米連邦準備理事会(FRB)の利上げ先送りの影響で7営業日続けての上昇となった。13日は一転して8営業日ぶりの下落となった。中国の9月貿易統計が景気減速を表す結果となり売り先行、14日は小売業大手ウォルマート・ストアーズの決算見通し引き下げにより市場全体が連動し、さらに下落が進んだ。

15日から週末にかけては、国内のコア消費者物価指数(CPI)が予想以上に高まったことで株価も連動し上昇、さらに欧州金融緩和や中国の政府景気刺激策などの見立てが広まり、相場をさらに押し下げた。

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