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子どもを犯罪から守る「安全安心攻略ブック」発行、多言語対応も 東京都

子どもを犯罪から守る「安全安心攻略ブック」発行、多言語対応も 東京都

東京都は20日、外国にルーツを持つ子どもたちを対象に、子どもたちが犯罪やトラブルに巻き込まれることを防止するための、安全啓発の取り組みを開始すると発表した。街で身を守る方法や万引き防止の呼びかけなど、防犯や非行防止に関する基本的な知識を掲載したテキストを11月から配布する。

近年都内に住む外国人は増加を続け、2020年1月時点で約58万人と過去最多となっている。それに伴い、両親または親のどちらか一方が外国出身者である「外国にルーツを持つ子ども」の人数も増えており、文化背景や母語が異なる子どもたちが、犯罪やトラブルに巻き込まれることなく安全に生活できるような対策が必要となっている。

今回都が作成した「安全安心攻略ブック」は、難しい言葉をわかりやすく言い換えた「やさしい日本語」を含む7言語が使用されており、インターナショナルスクールや在住外国人等の学習支援を行うNPO団体および区市町村の窓口等で配布される。

都は他にも、中高生を対象に防犯知識や規範意識を身に付けるための安全啓発講座「ティーンエイジャーのための安全セミナー」をインターナショナルスクール等で実施していくほか、ホームページやSNSでも「やさしい日本語」を使った情報発信を行っていく予定としている。

(写真はイメージ)