ホンダ子会社、オンデマンドモビリティサービスを宇都宮市で実証実験
ホンダ子会社のホンダモビリティソリューションズは4月26日、栃木県宇都宮市と共同で、予約・配車システムを用いたオンデマンドモビリティサービスの実証実験を5月から開始すると発表した。
宇都宮市では高齢化に伴い自家用車での移動が困難な住民が増えており、地域内交通の需要が高まっている。その一方で運転手の人手不足の問題や、電車やバスなどの公共交通機関とのスムーズな乗り継ぎが課題となっている。
同社はこれらの課題を解決し利用者がより快適に移動できる環境を構築するために、乗り合い型のオンデマンドモビリティサービスの予約・配車システムを開発した。オンデマンドとは、利用者のニーズに応じてサービスを提供すること。
今回開発したシステムでは、車両運行事業者はホンダのインターナビによって蓄積された移動データを活用して最適な運行ルートを選択することができる。運転車両の効率が向上することによって必要最低数の車両・運転手で運行できるようになる。また、ユーザーはWEBアプリからバスや電車など他の公共交通へ乗り継ぐ時間を指定して配車を依頼できる。
実証実験は宇都宮市の河内地区および清原地区で行われる。第一回目の期間は5月13日から。
写真提供:ホンダ