9月グローバル転職求人倍率調査 財務・会計職が過去最高
外資系転職・求人情報サイトを運営するダイジョブ・グローバルリクルーティング(東京都港区)は22日、2015年9月末時点の「グローバル転職求人倍率」を発表した。「グローバル転職求人倍率」はビジネスレベルで2言語以上使える必要がある職の求人数と、その条件を満たす転職希望者の割合(求人数÷転職希望者数)を示したもので、。この値が高いほど、企業がそのようなスキルを持つ人を多く求めており、その職に就くことを希望している人の数を大きく上回っていることとなる。同調査で、「財務/会計」職の求人倍率が5.17倍と、2013年8月以来過去最高になったことが分かった。
職種別に見ると、求人倍率のトップは「財務/会計」で、前月比1.25ポイント増の5.17倍となった。1月以降3.0倍前後を推移していたが、6月以降上昇するようになった。2位は「マーケティング/PR」(4.08倍、前月比1.34ポイント増)、3位は「総務/人事/法務」(3.42倍、同2.58ポイント減)となった。また、上位にはないが「教育/トレーニング/語学系」(0.74倍)も6月以降上昇しており、過去最高となった。その要因としては、転職希望者が減少傾向にあることが考えられる。
業種別に見ると、求人倍率が多かったのは順に「農林水産・鉱業」(2.78倍、同1.90ポイント増)、「金融業、保険業」(1.87倍、同1.68ポイント減)、「製造業」(1.73倍、0.37ポイント減)となった。「金融業、保険業」と「製造業」は3カ月連続トップ3入りとなった。
(写真はイメージ)