ウェアのリペアで環境に配慮 パタゴニアがポップアップストアを期間限定OPEN
アウトドア企業のパタゴニア(本社:米国カリフォルニア州)は20日、「Worn Wear」をコンセプトにしたポップアップストアをパタゴニア東京・渋谷で展開すると発表した。
「Worn Wear」は、愛用のウェアを修理して長く使用する考え方を知ってもらうために、同社が運営するプラットフォーム。米国で2013年に始まり、日本では2019年から全国のスキー場や大学を訪問し、ウェアの修理やセルフリペアの方法をアドバイスするWorn Wearツアーを行っている(2020年からは新型コロナウイルス感染症対策として延期)。今回のポップアップストアでは、同社のスタッフから買い取った製品が中古品として販売されるほか、修理して長く着続けることの楽しみを多くのストーリーとともに展示紹介している。
同社は「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む。」をミッションステートメントに掲げ、環境活動やサステナビリティを実現するビジネスモデルを構築する。2019年には、国連で最高の環境賞である地球大賞を受賞している。人間が地球のためにできる最善のことは「消費を減らし、すでに所有している衣類をより長期間活用すること」と訴え、そのためのプラットフォームとしてWorn Wearを運営する。同社によると、衣類の寿命を9カ月間伸ばすことで、炭素排出、水の使用、そして廃棄物のフットプリント※を20〜30%削減できるという。
「Worn Wearポップアップストア パタゴニア 東京・渋谷」
開催期間:2021年8月20日(金)~9月26日(日)
開催場所:パタゴニア東京・渋谷ストア 1階
営業時間:月~金 12:00~19:00 、土日祝日 11:00~18:00
定休日:9月15日(水)
※フットプリント:原料が採掘されて廃棄されるまでの間に、環境に対してどのくらい負荷をかけたのかを計算すること
画像提供:パタゴニア