植物工場で58g巨大イチゴ栽培に成功
新潟県胎内市にあるいちごカンパニーは、発光ダイオード(LED)を使って植物を栽培する植物工場で、通常のイチゴの4倍近い58gのイチゴを収穫した。
同社は2013年、同市で建築会社を営んでいた小野貴史社長と、その後輩で介護ビジネス運営の松田さんが共同出資して設立した農業ベンチャー。単価も高く、通年に渡って大きな需要がありながら夏季に供給力が減退するイチゴに商機を見出し、LEDの照射方法や蜂を使った受粉の仕組みなどの研究を重ねてきた。
昨年12月から同社が販売している「とろける香りいちご」は一個30g以上もあるだけでなく、糖度も20近い。品種にもよるが、イチゴは通常一個が15g前後、糖度は13前後であるため、一粒で量も甘さも十分に堪能できるとしている。
今後は50g台のイチゴの量産化を実現し、将来は100gを超えるイチゴの栽培にも意気込みを見せている。