仙台港内を守る津波漂流物対策施設が完成
「津波漂流物対策施設」この言葉をご存じだろうか。また、実物を見たことがあるだろうか。
東日本大震災から11年が経つ現在でも設置作業が進んでいる津波漂流物対策施設は、津波の襲来時に漂流物の漂着を止め、車両の交通に支障が出ないようにする大事な役割がある。海のそばに設置される防潮堤とは異なり、海沿いに立つコンビナートなどより内陸の道路の中央に壁となってそびえ立っている。
2015年から建設が始まり、東北唯一の国際拠点港湾である仙台塩釜港の仙台港区では、全体延長4.7kmの津波漂流物対策施設が今月完成した。