東北・福島の桜がいよいよ満開になった。
4月8日の開花宣言後、急激に気温が上がったことから、4月中旬に入った途端、浜通りや中通りでは一斉に花が開き、見頃を迎えた。
冨岡町 夜の森の桜並木
今年は東京電力福島第一原発事故による帰還困難区域の規制が緩和されたことで、約2.2km続く桜並木を間近で見られるようになった。桜は12日がちょうど満開で、夜間にライトアップされ幻想的な雰囲気だった。
三春滝桜
1921年（大正11年）に桜の木として初めて国の天然記念物に指定されて、今年で100周年を迎えた福島県三春町の三春滝桜。根尾谷淡墨桜（岐阜県本巣市）、山高神代桜（山梨県北杜市）と合わせて日本三大桜と呼ばれている。
去年はコロナウイルス感染拡大防止の観点から観覧が中止されていたが、今年は桜を近くで見ることができる。
4月9日～17日の期間は、18～21時まで夜間ライトアップを実施している。観桜料は大人300円（中学生以下無料）。
