サラリーマン川柳ベスト10発表 コロナ禍の暮らしをユーモラスに表現
第一生命保険は27日、毎年恒例となった第35回「サラリーマン川柳コンクール」の上位10作品を発表した。
1位に選出された句は、「8時だよ‼ 昔は集合 今閉店」。コロナ禍で時短営業を求められた飲食店の苦境を、かつての人気テレビ番組のタイトルとかけた句が選ばれた。
2021年9月に募集を開始し、全国から6万2657句の作品が集まった。その中から今年1月に全国優秀100句を発表。その中から一般投票を実施し、6万1789票の投票によりベスト10を決定した。
今回は昨年に引き続き、作品には「マスク」や「時短営業」など、コロナ禍での生活が色濃く反映されていた。特に今回は、マスク文化や職場生活での「あるある」を詠んだ作品が半数を占めるなど、長引くコロナ禍による暮らしの変化をユーモラスに表現した作品も多数見られた。
上位10作品は以下のとおり。
1位 8時だよ‼ 昔は集合 今閉店
2位 ウイルスも 上司の指示も 変異する
3位 にこやかに マスクの下で 「うっせぇわ!」
4位 巣ごもりで MからLに 服反応
5位 マスク顔 確信持てず 見つめ合う
6位 マスクとる 緊急事態 ノーメイク
7位 あっ、マスク! 降りた階段 また登り
8位 恋心 マスク外せば 花と散る
9位 デジタル化 しますと紙で 通知する
10位 ズーム中 ペット参加で 盛り上がる
また第一生命保険は、2022年9月下旬から募集開始予定の次回以降、コンクール名称を「サラリーマン川柳」から「サラっと一句!わたしの川柳コンクール」に変更することを発表した。
新たな名称について同社は、「職場や家庭の日常を、五・七・五にのせてユーモアたっぷりに表現していただくコンセプトは守りながら、一人ひとり異なる価値観やライフスタイルを持つ『わたし』が感じた日常を気軽にご応募いただきたいという想いを込めるとともに、老若男女問わず、幅広い方々にご案内でき、より長くご愛顧いただける名称を目指した」と説明している。
(写真はイメージ)