引っ越し回数は平均3.35回 「転勤・転職・退職」が最多

引っ越し関連サービスの引越し侍(名古屋市西区)は10月30日、都道府県別の引っ越し回数と引っ越し理由について、8~9月の調査結果を発表した。全国の引っ越し回数の平均は3.35回、理由としては「転勤・転職・退職」が最も多かった。出身地別で見ると、熊本県が最も多かった。

同調査は、同社の運営する比較・予約サイトを利用して実際に引っ越しをした人(回答数1868件)を対象に行ったもの。「今回の引っ越しは、何回目ですか?」という質問に対して、「1回目」(21.9%)、「2回目」(21.8%)、「3回目」(18.8%)、「6回目」(18.7%)の順に回答が多く、平均3.35回となった。10代では70.0%が「1回目」と答えた。

出身地別の引っ越し回数の平均は、1位が熊本県(4.23回)、2位が鹿児島県(4.13回)、3位が広島県(4.11回)となり、大都市圏から距離のある都道府県が多い傾向にあった。引っ越し元別では、同率で宮城県(3.87回)、群馬県(3.87回)が最多となり、栃木県(3.73)が続いた。引っ越し理由は「転勤・転職・退職」(22.3%)、「家を購入・建て替え・リフォーム」(20.8%)、「環境のいいところに引っ越し」(17.6%)が多かった。

同社は、進学や就職による引っ越しが集中する3~4月を含めた年間調査を予定している。

(写真はイメージ)