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  • 一人ひとりの多様な個性・才能が生かされる社会に
授業は全てオンライン プロジェクト学習を主軸とする新たな大学 さとのば大学

新たな学びの形を提供する、さとのば大学の挑戦

昨今、大学受験の方式や内容にさまざまな変化が起きているが、大学そのもののあり方にも新たな形が出てきている。
株式会社アスノオトが運営するさとのば大学は、特定のキャンパスを持たず、地域に暮らしながら実践するプロジェクト学習を主軸に置く新たなスタイルの大学だ。

学生は、宮城県女川町、島根県海士町、秋田県五城目町など全国10カ所から暮らしたい場所を4カ所選び、一年ずつ滞在する。授業はすべてオンラインで学びながら、現地で行われているプロジェクトに参加し、実践を通して学びを得る仕組みだ。子どもの居場所作りやゲストハウス運営などまちづくりを中心としたさまざまなプロジェクトの場が用意されている。文部科学省の設置基準には準拠していないいわゆる市民大学としてスタートしているが、通信制教育と組み合わせることで4年間の課程を通して大学卒業資格も得られるようになっている。
アメリカでも、キャンパスを持たずに全授業をオンラインで行い、世界7都市を巡りながら学ぶ全寮制の大学、ミネルバ大学が世界最難関の大学として注目を集めているが、さとのば大学は日本版ミネルバ大学とも言われている。

さとのば大学は、「自分として生き、人と一緒にほしい未来をつくる人」が多く育てば、彼らが次世代にとっての挑戦の場をつくり、日本中でワクワクする挑戦が生まれるという、挑戦の場の循環を掲げている。
地域という「小さな社会」の中で他者と関わり合うことを通じて、一人ひとりが自分を見つめ、心の豊かさや興味関心を追求するとともに、地域のプレイヤーとともに課題に向き合うことで実践力を身につけることを目指しているという。

そんなさとのば大学では、今夏、地域を巡ってその土地の風土について学びながらローカルベンチャーを訪ね、仕事やライフスタイルについて話を聞く2泊3日のスタディーツアー「Learning Journey」を開催する。対象は主には高校生・大学生で、人数は限定されるが社会人も参加可能。下記サイトにて応募可能。https://www.satomana-satonova.com/post/lj2023summer

画像提供:アスノオト