子どもの視点で地球環境問題を考える 小中学生によるクマゼミの分布調査結果を公開 学研
Gakkenは、小・中学生を対象にした体験イベント「“ミライの大人”と取り組む みんなの未来ソウゾウ プロジェクト」の開催にあたり、7日に特設サイトをオープンした。8月31日までの期間、「クマゼミの北上」をテーマに子ども達が調査を行う。
子ども達によるクマゼミの北上調査は、「次世代を担う子ども達に幸せな暮らしを!」をコンセプトに実施される。7~8月の2カ月間、子ども達にクマゼミの生息域を投稿してもらい、集められたクマゼミの分布を特設サイト上で公開する。セミの生態系や地球環境の変化・街の都市化等、子ども視点の自由な発想を多方面から応援し、楽しみながら世の中に新しい価値提案を行うことを目的としている。
また8月19日には、オンラインイベント「Gakkenセミ会議」も開催予定。同プロジェクトに参加した子ども達の中から抽選で選ばれた「セミ博士」30名が参加できる。セミの専門家などが登壇し、セミに関するさまざまな疑問や今回の調査結果を元に、予測できる地球環境の変化を子ども達で討議するという。
同社はプロジェクトについて、調査が目的ではなく、ある事象を調査することで、子ども達にも現実の課題を体感してもらい、体感したことを他の人に伝えるための能力(コミュニケーションスキル・論理的思考力・プレゼンテーション能力・質問への対応力等)の育成も視野に入れているとしている。
なお、クマゼミの次は「海洋ゴミ」をテーマに、子ども達の興味関心を引き出し、課題への対応策を検討する企画を予定しているという。
画像提供:Gakken