Schooの授業から生まれた「会話の多い本屋さん」 9/5吉祥寺にオープン
社会人向けオンライン学習サービスを提供するスクー(東京都渋谷区)は9月5日より約1カ月間、オリジナル書店「会話の多い本屋さん」を吉祥寺にオープンする。会話に開かれた本屋で未知の「好き」に出会う、新しい体験を提供することがねらい。
同社は2022年から、オンラインとオフラインを組み合わせた多様な学習体験や、新たな知との出会いによって学び続ける大人を支援することを目的とした「未来の本屋研究所」プロジェクトに取り組んでいる。その取り組みの一環である、ユーザー参加型本屋作りプロジェクト「本と会話の実験室」で、Schooのユーザーたちが、本屋を「ともに学び、創り、交流する場所」へと変えていく可能性を検討した。そのアイデアを実現させたのが、オリジナル書店「会話の多い本屋さん」だ。
同店では、訪れた人はただ本を選ぶだけではなく、店内で発生する以下のようなさまざまな形の「会話」に参加する協力者になり、店の空間に自分の言葉を付け足していくことができる形となっているという。
(1)贈り本リレーを通した「会話」
店内の「贈り棚」と呼ばれる本棚には、選んだ人のメッセージが添えられた本が置いてあり、その本を持ち帰るには、代わりに次の誰かに贈る本を購入して「贈り棚」に残していく。誰かのために本を買うことで、本を介した会話のリレーが繋がっていくことがねらい。
(2)帯やPOPを通した「会話」
書店員だけでなく訪れた人がその場で帯やPOPを書き、棚に置くことができる。
(3)選書した人との、音声を通した「会話」
店内に用意された選書した人の音声メッセージを頼りに、タイトルも著者も知らない本と出会うことができる。
店舗に並ぶ本は、Schooの授業の登壇者と、企画に参加したユーザーによる選書「私たちの“会話“について考えるための100冊」をテーマに揃えられる。ビジネス書から小説、哲学書まで、さまざまな角度から考えられる本が選ばれているという。開業期間は9月5日から9月29日まで。
画像提供:スクー