中高生の「アプリ甲子園2023」 新しい音楽体験のできるアプリが優勝
アプリ甲子園実行委員会は22日、全国の中高生を対象にしたスマートフォン向けアプリ開発コンテスト「アプリ甲子園2023」の決勝大会を開催した。開発部門の優勝は、新しい音楽体験をテーマとしたアプリ「WaveSync」に決定した。
アプリ甲子園は、2011年から開催されている日本最大級の中高生向けのアプリ・サービス開発コンテスト。全国の中高生が開発したスマートフォン向けアプリ・Webアプリを広く募集し、企画力と技術力の観点から優秀な作品を選出・表彰する。
22日に開催された決勝大会では、二次予選を勝ち抜いたファイナリスト10組が公開プレゼンテーションを行い、審査が行われた。昨年度からは「開発部門」に加え、協賛企業から提示された課題を解決するためのアイデアを企画・提案する「アイデア部門」が新設された。
開発部門の優勝作品「WaveSync」は、すれ違った人が聞いている曲を検知し、アプリ内でその曲を聴けるもので、街中や会話から新しい曲と出会えるように設計されている。審査員からは、「音楽の楽しみ方が多様化・デジタル化する中で音楽を探していく新たな体験となりうる」などと評価された。
また準優勝は、カラオケの歌唱履歴を保存し、次の曲を選びやすくする機能を提供するアプリ「Karalog」、第3位は勉強スケジュールを自動で作成し、勉強を効率的にサポートするアプリ「myPOMO」が受賞した。
個人の興味・関心を突き詰めた作品から、グローバルな社会課題をテーマとしたアプリまで、「自分の欲しいものを自分で作り、広めていく時代」ならではの、バラエティ豊かな作品が揃う大会となった。大会の模様はYouTubeにアーカイブ動画が掲載されている。
https://www.youtube.com/watch?v=s5XI8nl64Io
画像提供:ライフイズテック