サクラ便り2024~富山市・朝日町の桜とチューリップ
北陸では首都圏から一足遅れて桜が満開の時期を迎えている。
富山市の中心を流れる松川の川辺では水面に映る満開の桜を楽しむことができる。今年1月1日の能登半島地震では、松川の川べりや護岸も被害を受けたが、復旧して遊覧船の運航を再開している。
また、越中の豪農であった内山家の邸宅、庭園等を遺した「豪農の館内山邸」では、見事なしだれ桜が満開で歴史を感じさせる。
朝日町のあさひ舟川「春の四重奏」では、残雪の朝日岳を背景に、桜並木、チューリップ、菜の花が四重奏を奏でている。両岸1,200m約280本に渡るソメイヨシノは地元の方々が植え維持管理したもの。チューリップと菜の花は、地元に残るチューリップ球根農家が、桜の時期に合わせて極早生のチューリップの品種と、菜種油を採るための菜の花を植えたものだ。菜の花の時期は遅れる年もあるが、Instagramでフォトコンテストも行われており、春の便りを伝えている。