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春の便り2025~福島の二本松城跡で桜が満開

福島県のほぼ中央にある二本松市にあり、日本100名城の1つでとされる二本松城跡で桜が見頃を迎えた。二本松城は応永21年(1414年)に築城されてから戊辰戦争で落城するまで奥州の要としての位置を占めてきた。中世から近世への築城技術の変遷を知ることができる城跡として2007年に国史跡に指定されている。

今は天守閣は存在しないが、駐車場から15分ほど登ったところには城主の居所として使われた本丸があり、桜もさることながら二本松市内が一望できる。その景色を一目見ようと多くの花見客が本丸を目指して歩いていた。12日は10時頃までは曇り空が広がっていたが、その後は日差しもでて暖かく、花見日和だった。

12日はさくらまつりが行われていた。霞ヶ城というのは二本松城の別名
箕輪門

「ほんとのそらにさくらまう」と書かれたのぼり旗。詩人高村光太郎の妻・智恵子が故郷の二本松市の安達太良山の上の空が「ほんとの空」だと表現したことから、二本松市は「ほんとのそら」のある町として有名。

本丸へ登る道沿いに桜が並ぶ
本丸に向かう途中から三の丸の広場を振り返ったところ。地域の飲食店や和菓子屋が店を出していた。
本丸からの眺め。二本松市が一望できる。あいにく10時過ぎまでは曇り空だったが、その後晴れた。
本丸から東の斜面に広がる桜並木

二本松城跡
〒964-0904 福島県二本松市郭内3丁目、4丁目

アクセス
二本松ICから車で約20分
二本松駅から歩いて約20分
駐車場無料

撮影日:2025年4月12日