世界で最も影響力ある人物 1位は3年連続プーチン
米誌フォーブスは4日、「世界で最も影響力ある人物(The World’s Most Powerful People)2015」を発表した。1位は3年連続でロシアのプーチン大統領、2位はドイツのメルケル首相、3位は米国のオバマ大統領となった。日本からはトヨタ自動車の豊田章男社長(28位、昨年34位)、安倍総理大臣(41位、同63位)、日本銀行の黒田総裁(50位、同48位)、ソフトバンクの孫正義社長(51位、同38位)の4人が選ばれた。
同ランキングは、その人物が影響力を与える人数、持っている財源、影響力のある領域、実際に力を行使したか、の4指標を基準に選定したもの。同誌の評価によると、1位のプーチン大統領は、ウクライナでの問題によりロシアが制裁を受けたにも関わらず、今年6月の支持率は89%と高く、10月の過激派組織「イスラム国(IS)」への空爆、シリアのアサド大統領との会談などでその影響力を表した。
2位のメルケル首相は、ヨーロッパ連合(EU)のバックボーンであり、ギリシャ経済危機や難民問題での対処で影響力を発揮したため、順位を大きく上げたとしている。各国の指導者とIT企業のトップが上位の多くを占める結果となった。
トップ20は以下の通り。
2015年順位 | 2014年順位 | 人名 | 役職など |
---|---|---|---|
1 | 1 | ウラジーミル・プーチン | ロシア大統領 |
2 | 5 | アンゲラ・メルケル | ドイツ首相 |
3 | 2 | バラク・オバマ | 米国大統領 |
4 | 4 | フランシスコ | ローマ教皇 |
5 | 3 | 習近平 | 中国国家主席 |
6 | 7 | ビル・ゲイツ | ビル&メリンダ・ゲイツ財団共同創業者 |
7 | 6 | ジャネット・イエレン | 連邦準備制度理事会(FRB)議長 |
8 | 10 | デービッド・キャメロン | 英国首相 |
9 | 15 | ナレンドラ・モディ | インド首相 |
10 | 9 | ラリー・ペイジ | グーグル最高経営責任者(CEO) |
11 | 8 | マリオ・ドラギ | 欧州中央銀行(ECB)総裁 |
12 | 13 | 李克強 | 中国首相 |
13 | 12 | ウォーレン・バフェット | バークシャー・ハザウェイCEO |
14 | – | サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ | サウジアラビア国王 |
15 | 14 | カルロス・スリム・エルー | アメリカ・モービル名誉会長 |
16 | 17 | フランソワ・オランド | フランス大統領 |
17 | 16 | ジェフ・ベゾス | アマゾン共同創業者・CEO |
18 | 19 | アリー・ホセイニー・ハーメネイー | イラン最高指導者 |
19 | 22 | マーク・ザッカーバーグ | フェイスブック共同創業者・CEO |
20 | 18 | ジェイミー・ダイモン | JPモルガン・チェースCEO |