日本が麻しん排除状態にあることを認定
世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局は、日本を含む3カ国に対して、麻しん排除状態にあることを認定した。
日本の麻しん患者の報告数は2008年の11,013人を最後に減少傾向となり、2010年以降の報告数は500人に満たない。
背景としては、2008年4月1日から定期予防接種の拡大が行なわれたことがある。それまでは1歳と小学校入学前年度が予防接種の対象だったが、2008年に5年間の期限付きで、中学1年と高校3年相当年齢にも接種の対象を拡大した。
2007年と2008年には10代と20代の若者を中心に大きな流行があったが、その後の患者数は激減している。
日本のほかに麻しん排除状態の認定を受けたのは、ブルネイとカンボジアだった。