ANA、2016年4月より中国武漢へ直行便開始

全日本空輸(ANA)は7日、2016年4月28日より中国湖北省武漢へ旅客便を就航すると発表した。ANAにとって中国国内で11番目、中国内陸部2番目の就航都市となる。

武漢は長江中流域に位置する湖北省の省都で、人口1000万人を超える内陸部を代表する都市。経済成長が著しく、ホンダや日産などの自動車メーカーのほか、電子ハイテク系などの日系企業の進出も増加している。今回の就航により、直行便でのビジネス利用の需要に応える一方で、訪日中国人の需要も取り込む狙いだ。

中国の経済成長鈍化を懸念する動きはあるものの、ビジネス需要は確実に伸びている。ANAと日本航空(JAL)は中国への直行便路線拡大で競っており、10都市に就航しているJALに対し、今回のANAの武漢直行便路線の就航で一歩先を目指す。

(写真はイメージ)