お年玉にサル柄の外国紙幣が人気高騰 ベトナム
ベトナムのニュースサイト「Zing.vn」が8日に報じたところによると、2016年の申年(さるどし)の旧正月を前に、お年玉としてサルの図柄の入った外国紙幣が人気で、価格が高騰しているという。インドネシアの500ルピア札、コスタリカの5000コロン札、そして米国財務省が今回の新年のために特別に発行している2ドル札などだ。
2016年の旧暦の元日は西暦でいうと2月8日で、まだ2カ月も先。しかし、これらの紙幣が額面の2.5倍から30倍の値段で、ベトナムで売られている。
米国の特別版2ドル札は、オンラインで1枚当たり7.5ドル(約900円)で売られているが、輸送料なども含めてベトナムで40万~50万ドン(約2100~2700円)で売られている。
インドネシアの500ルピアは本来約800ドン(約4.5円)だが、ベトナムで流通し始めた時は額面の約60倍の5万ドン(約270円)で売られた。今は落ち着いたが、それでも額面の約30倍の2
5000ドン(約135円)で売られている。ホーチミン市でお年玉用の紙幣を扱う店の主人は、「500ルピア札はすでにインドネシアで発行しておらず、流通量も限られているが、各銀行に蓄えがあり、米国の新年用2ドル札のように輸送料などもかからないため、収益は見込める」と述べている。
お年玉用の紙幣が最も多く売れる時期は、新暦の正月から、旧正月の2週間前までの期間だという。
*1ドル=約120円、100ドン=約0.54円で換算
(写真はイメージ)