学童保育の待機児童数、過去最高に

厚生労働省が18日に発表した5月1日現在の学童保育(放課後児童クラブ)実施状況によると、希望しても利用できない待機児童数が前年同期比6996人増の1万6941人と、過去最多だったと発表した。

また、学童保育に利用登録している児童数も同8万8183人増の102万4635人と初めて100万人を超え、放課後児童クラブ数も同524カ所増の2万2608カ所と過去最高となった。

待機児童で最も多かったのは東京都の3140人、埼玉県の1827人、千葉県の1302人の順で、少なかったのは石川県の0人、新潟県の1人、青森県の6人。

同省と文科省が昨年7月に共同で作成した「放課後子ども総合プラン」では2019年度末までに約30万人の新しい受け皿を整備するとしており、クラブ数は若干増えたものの学童保育を必要とする児童の増加に追いついていない状況だ。

(写真はイメージ)