日系自動車、国内・海外の生産台数が過去最高 マツダ好調
日系自動車メーカー大手8社の2015年世界生産台数は前年比0.6%増の2635万7770台と4年連続で過去最高を更新した。1月27日、8社が発表した。国内生産が減少した一方、海外生産が大きく伸びている。
生産台数1位のトヨタは、前年比0.8%減の892万9075台。海外生産は同0.05%増となったが国内生産が同2.4%減となった。
2位の日産は、同1.4%増の517万56台。国内が0.9%減とトヨタ同様国内生産が振るわなかったものの、海外が同1.9%増と盛り返し前年よりプラスとなった。
3位のホンダは、同0.7%増の454万3838台。国内が同23.8%減と大幅に減少したものの海外が同7.2%増と中国市場を中心に海外生産を伸ばしたことで前年を上回った。
4位のスズキは、同0.6%増の303万4081台。ホンダ同様国内が同11.5%減と2桁減となったが海外生産が7.1%増となり前年を上回った。スズキはインドを中心に東南アジアで生産台数を強化している。
5位のマツダは、同16.2%増の154万3589台と2桁増となった。マツダは国内が同4.1%増でプラスとなり、海外は同45%増と大幅に増加したため大手の中で最も前年比プラスとなった。マツダは北米、南米、欧州向けの生産拠点として2014年に稼働させたメキシコ新工場の生産が好調だ。
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