ロンドンで自動運転自動車 夏から実証実験へ
英国ロンドンの中心部で、2016年夏に自動運転自動車の実証実験を行うと、都市化計画の「GATEway(Greenwich Aoutomated Transport Environment)プロジェクト」を運営するTRL社が発表した。
GATEwayプロジェクトは、800万ポンド(約13億6000万円)をかけて、ロンドン・グリニッジの王室特別区で行われている英国スマート都市化計画の一つ。都市部において自動運転交通機能を扱い、技術や規制や社会性などの観点で実証実験を行っている。
今回の実験に用いる車両は、5年前からヒースロー空港のターミナル5と駐車場間で利用されている6人乗りの無人走行バス「Ultra PODS」のような形を想定している。現在Ultra PODSは専用トラックを走行しているが、実証実験では一般道を走行する予定。
同プロジェクトのテクニカルディレクターのニック・リード氏は「このプロジェクトが成功すれば、このような自動車が世界中の各都市で見られるようになるだろう」と伝えている。
※1ポンド=170円換算
(画像提供:TRL社)