2015年の日本の農林水産物・食品の輸出額が過去最高に
農林水産省が2日、財務省の公表した貿易統計から取りまとめた「2015年農林水産物・食品の輸出実績」を発表した。2015年の日本の農林水産物・食品の輸出額は、2014年の6117億円から21.8%増の7452億円で、前年の過去最高を更新した。2013年8月に策定された「農林水産物・食品の国別・品目別輸出戦略」における本年度の中間目標7000億円を、1年前倒しで達成したことになる。続いて、輸出目標「2020年1兆円」のさらなる前倒しを目指している。
輸出の内訳は、農産物が前年比24.2%増の4432億円、水産物が同18.0%増の2757億円、林産物が同24.8%増の263億円。品目では、コメ、りんご、さばなどが前年比で大幅に増加している。
輸出先国は、1位が香港(品目は真珠、乾燥ナマコ、タバコの順)、2位が米国(同ホタテ貝、ブリ、アルコール飲料)、3位が台湾(タバコ、リンゴ、サンゴ)、4位が中国(同ホタテ貝、丸太、サケ・マス)、5位が韓国(同アルコール飲料、ホタテ貝、ソース混合調味料)となっている。
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