今どき人気の卒業旅行は「安・近・短」「ビーチリゾート」 世代別で比較
総合旅行サイトのエクスペディア・ジャパンは、「現役学生世代」「親世代」「祖父母世代」の各200人を対象に行った、大学・大学院卒業時の卒業旅行に関する世代別の比較調査結果を発表した。近年の卒業旅行は半数が海外旅行で、ビーチリゾートが人気だった。また、費用を抑え、近距離で、短期間で複数回行く傾向にあるという。
現役学生世代では、半数以上が海外旅行をしており、親世代の39%、祖父母世代の15%と比較すると、海外旅行に対する敷居が低くなってきている。
海外旅行の行き先では、親・祖父母世代ではフランス、イタリア、アメリカ、ドイツが人気であったのに対し、現役学生世代では1位がハワイ、2位がグアムとなった。
また、国内旅行でも、親・祖父母世代は九州、北海道、京都がベスト3を占めたが、現役学生世代では沖縄が3位にランクインしており、最近の若者にはビーチリゾートが人気なようだ。
海外旅行では、祖父母世代の多くは「20万円以上・11日以上」で卒業旅行に行っているのに対し、現役学生世代は「20万円未満・10日未満」の人がほとんどだった。国内旅行についても、同じ傾向だった。
また、卒業旅行の回数は、親・祖父母世代はほとんどが「1回」であったのに対し、現役学生世代は半数以上が「2回以上」と答えている。
昔は「高・遠・長」であった卒業旅行は、複数回行くために、「安・近・短」へと変化しているようだ。
(写真はイメージ)