二子玉川ライズが地球環境グランプリ受賞
東京急行電鉄の複合施設「二子玉川ライズ」が生態系保全など環境に配慮した街づくりを評価され、第25回地球環境大賞(グランプリ)を受賞した。同社が2月29日に発表した。
同施設は全敷地面積に対する緑地率が40%以上であり、植生の95%以上を在来種から構成することで地域の生態系を保全している。4階のルーフガーデンでは、多摩川の原風景を再現しており、最先端の環境技術により雨水を再生利用した水が循環供給され、人間と自然がともに生きるための持続可能な環境が作られている。同施設の周囲には太陽光パネルが設置され、再生可能エネルギーの採用などにより、エネルギー資源を高効率化することでも環境に配慮している。
今回の受賞を受け、同社は、「この環境配慮型の街づくりへの貢献を生かし、今後もさまざまな開発フィールドで、『美しい生活環境の創造』を実現することで、企業としての社会的責任を果たす」としている。
同賞は、フジサンケイグループ主催、世界自然保護基金(WWF)ジャパンの特別協力で1992年に創設された表象・顕彰制度。経済産業省、環境省など各省庁と日本経済団体連合会が後援している。2015年はトヨタ自動車が燃料電池自動車「MIRAI」で受賞した。
(冒頭写真はイメージ)