5日に啓発イベント「サイバー攻撃を目撃せよ!秋葉原 0305」を開催 NISC
内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は5日、ベルサール秋葉原(東京都千代田区)で、サイバー攻撃の実演などを交えた啓発イベント「サイバー攻撃を目撃せよ!秋葉原 0305」を開催する。
昨今のサイバー攻撃は、特定の個人や団体を標的にした多様なアプローチへとシフトしており、2014年には1年間で1591件の個人情報漏えい事件が発生、約5000万人の個人情報が漏えいするなど被害が拡大している。システム的な防衛強化だけでなく、各個人の防衛意識の強化も必要であり、今回、初の大々的な一般消費者向けイベントを開催するに至った
イベント当日は、12時からステージでアニメ『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』などの制作を担当したProduction I.Gの石川光久代表取締役社長のトークセッション、日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)によるセキュリティークイズ、14時から情報処理推進機構(IPA)によるウイルス感染でのパソコン乗っ取りの実演、15時からJNSAによるキャリアトーク、16時から再びIPAによるパソコン乗っ取りの実演などが行われる。またNISC、IPA、JNSA による展示ブースも設置される。
JNSAは情報セキュリティーに関わる多くの企業、技術者が集まり、情報セキュリティーに関わる諸問題を解決することをめざしているNPO団体。日本最大規模のハッカー大会であるSECCONや、セキュリティーを仕事とすることを考える学生向けのJNSAインターンシップも行っている。今回のイベントに関し、「セキュリティーの最大の敵は『無関心』であると考えている。今回の攻殻機動隊とのコラボによって、多くの人が情報セキュリティーやセキュリティー業界に関心を持ってくれることを期待している」とコメントした。
NISCは、2010年より毎年2月1日~3月18日を「サイバーセキュリティ月間」と定め、集中的な普及啓発活動を推進している。
[画像提供:官民連携サイバーセキュリティ月間ポータルサイト]
(冒頭写真はイメージ)