女性活躍推進に優れた「なでしこ銘柄」 日産、東急、KDDIは4年連続
経済産業省は16日、東京証券取引所と共同で、女性活躍推進に優れた上場企業「なでしこ銘柄」45社を選定した。これまで東証一部の上場企業から選定していたが、今回より 東証二部、マザーズ、JASDAQを含む全上場企業に拡大した。
今年度 は、住友林業、みずほフィナンシャルグループ、アステラス製薬など。
4年連続で選定された企業は、日産自動車、東京急行電鉄、KDDIの3社だった。日産の具体的な取り組みとしては、従業員のワークとライフの質の向上を目的に2014年1月から、在宅勤務の利用上限を月5日(40時間)にまで拡充した。
「なでしこ銘柄」とは 、中長期の企業価値向上を重視する投資家に向けて、女性活躍推進に優れた上場企業を「魅力ある銘柄」として紹介し、企業への投資を促進して各社の取り組みを加速化していくことを狙いとしている。2012年度より開始され、今年は4回目。「なでしこ銘柄」の選定は、女性活躍に関するスコアリングやROE(自己資本利益率)の高さを元に行われた。
女性活躍推進に積極的に取り組み、成果を上げている企業は、「多様な人材を活かすマネジメント能力」や「環境変化に適応するための自己変革力」があるという点で、「成長力のある企業」であると同庁はまとめた 。
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