米株式週報 ダウ平均株価は約4カ月ぶりの高値を記録

3月28日~4月1日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価(30種)は前週終値1万7515.73ドルから277.02ドル高の1万7792.75ドルと、約4カ月ぶりの高値をつけた。

週明け28日は目立った取引がなかったが、29日はイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の利上げ慎重論に対して市場に買いが集まり、前日比97ドル以上の高値となった。同議長の講演では世界経済や金融市場が不安定な状態が続くとし、直近のインフレ率上昇傾向に対する懸念にも触れ、利上げに対する慎重さを強調した。

30日も前日の同議長の発言を踏まえ買いが先行し、同83ドル以上の高値となったが、31日は年度末の利確の売りが先行し、同31ドル以上の安値となった。

週末の1日も買い先行の傾向は続き、同107ドル超高の1万7792.75ドルと約4カ月ぶりの高値で取引を終えた。この日発表された米雇用統計で就業者数が好調だったことや、製造業関連指標も好調だったことで買いに勢いが増した。
 

(写真はイメージ)

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