未来創生ファンド、東大発蓄エネルギーベンチャーへ5億円出資
未来創生ファンドを運営するスパークス・グループは、東京大学発のエネルギーベンチャー企業エクセルギー・パワー・システムズへ約5億円を投資することを決定した。
スパークス・グループは2015年11月よりトヨタ、三井住友銀行との3社により、約135億円の出資で「未来創生ファンド」を開始。現在「知能化技術」、「ロボティクス」、「水素社会実現に資する技術」を中心に投資を行っているが、蓄エネルギー領域への投資は初めて。
エクセルギーは2011年に東京大学発ベンチャーとして創業した企業で、ハイブリッド水素電池や水素製造領域で独自の技術を持つ。すでにニッケル水素電池と、水素ガス電池のハイブリッド水素電池の開発に成功している。東京大学エッジキャピタル(UTEC)からの投資で、世界的にも効率の高い同社の水素電気分解技術を活用し、水素社会の実現に向けてハイブリッド水素電池プロトタイプの開発を進めている。
ハイブリッド水素電池のプロトタイプ
[画像出典:エクセルギー・パワー・システム ホームページ]
(冒頭写真はイメージ)