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新入社員意識調査、「プライベート優先」が増加 堅実な志向 マイナビ

マイナビ(東京都千代田区)は、今年4月に入社した新入社員を対象にした意識調査の結果を発表した。仕事とプライベートについて、「プライベート優先」が56.5%(前年比3.2ポイント増)と、2011年の調査開始以降最高となり、過去6年間で13ポイント以上増加した。7割が社会人生活に期待を持っている一方で、「仕事を通じて叶えたい夢がある」(70.2%、同1.9ポイント減)は5年連続で減少し、現実的で堅実な志向も見られた。

仕事とプライベートについては、昨年初めて「プライベート優先」が「仕事優先」を逆転した。残業については「絶対にしたくない」「なるべくしたくない」を合わせると25.6%となり、年々増加している。アフター5(業務終了後)の時間は会社以外の人と過ごしたいとした人は78.5%と、過去最高になった。個人の生活も重視したいという、ワーク・ライフ・バランスに対する意識が表れる結果となった。

社会人生活に対して期待していると答えたのは69.2%(同0.1ポイント増)で、その内容は「自分が成長できる」(66.9%)が、昨年より4.5ポイント減少はしたものの、他の回答より20%以上多くなった。

社会人として仕事をしていく上で重要だと思うことは「良好な人間関係」(64.8%、同1.7ポイント増)が最も多かった。不安に感じていることも、「仕事をうまくこなせるか」(77.9%、同0.2ポイント減)に次いで、「上司・先輩・同僚との人間関係」(63.2%、同0.8ポイント増)と、いずれも人間関係に関する回答が多くなった。

会社で発揮できると思う力は「相手の意見を丁寧に聞く力」(56.6%、同0.7ポイント増)最も多く、かつ増加傾向が見られた。「物事に進んで取り組む力」(54.5%、同3.1ポイント増)、「社会のルールや人との約束を守る力」(38.6%、同0.1ポイント減)がそれに続いた。これから自分に必要だと思う力は、「自分の意見をわかりやすく伝える力」(47.5%、同1.1ポイント増)が最も多かった。

同調査は、同社がサービス提供する新入社員研修に参加した各企業の新入社員2681人を対象に、記入選択式アンケートで行った。

 
(写真はイメージ)

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