文化庁、初「日本遺産」として18件を認定
21日、文化庁は「日本遺産審査委員会」を初開催し、全国40都道府県83件の申請から18件を2015年度「日本遺産(Japan Heritage)」として認定した。2020年東京オリンピック・パラリンピックまでに100件の認定を目指し、クールジャパン戦略の一環として、海外にも発信できる魅力ある観光資源を増やしていく。
「文化財そのものを認定するのではなく、日本の文化や伝統を語るストーリーを認定する」としており、茨城、栃木、岡山、大分の「近世日本の教育遺産群」、京都府の「日本茶800年の歴史散歩」、福岡県太宰府の「古代日本の『西の都』~東アジアとの交流拠点~」などが選ばれている。
最も申請件数の多かったのは石川県の12件、滋賀県の7件、岐阜県と愛媛県の6件となっている。
水戸市(茨城県)・足利市(栃木県)・備前市(岡山県)・日田市(大分県)の「近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源-」
写真は、旧弘道館・足利学校跡・旧閑谷学校・咸宜園跡
「日本茶800年の歴史散歩」 京都府(宇治市、城陽市、八幡市、京田辺市、木津川市、宇治田原町、和束町、南山城村)
「日本国創成のとき-飛鳥を翔(かけ)た女性たち-」 明日香村・橿原市・高取町(奈良県)
「古代日本の『西の都』~東アジアとの交流拠点~」 太宰府市(福岡県)
「相良700年が生んだ保守と進取の文化~日本でもっとも豊かな隠れ里-人吉球磨~」 人吉市・錦町・あさぎり町・多良木町・湯前町・水上村・相良村・五 木村・山江村・球磨村(熊本県)