「うちのパスタソースは週に1度だけ」英食品会社が勧告文
英国の大手食品会社マースフードは先月、自社製品のうち、塩、脂肪、砂糖の含量の高いものに「1週間に1度」という勧告文をつけると発表した。これは多くの支持を受けており、同社は他の食飲料会社にもこのような活動をするように促している。
同社はすべての家庭料理製品とパスタソースを、「たまに」と「毎日」の二つのカテゴリーに分類する予定だ。「たまに」の製品は塩、砂糖、脂肪の含有量が高く、食べるのは1週間に1度だけにしなければならない。該当する製品は、ドルミオラザニア食事キット、ラザニアソース、ドルミオオーブンベークキット-マカロニ・アンド・チーズ、カルボナーラ・アンド・クリーミートマト、ドルミオフェストなど。
また、同社は2021年まで製品の塩の含有量を20%まで減らし、2018年まで砂糖の含有量を減らすために、製品のレシピも変えることを明らかにした。オリエンタルアンクル・ベンズライスタイムランチパーツとオリエンタルアンクル・ベンズソースの一部のレシピが変更される予定だ。少なくとも1種類の野菜が含まれていることを保証するため、トマトソースの瓶も変える。ドルミオボローニャソース、ドルミオエクスプレスソース、ドルミオパスタビタランチパーツなどトマトが使用された製品の70%はすでに置き換えられている。
また、現在、英国のアンクル・ベンズライス製品の34%は健康食品の全粒穀物を含有するが、同社は50%まで挑戦する計画だ。同社はナトリウム、砂糖、脂肪を減らすため、数年間にわたり、「たまに」の製品一覧と「毎日」食べる製品のリストを数カ月以内にアップデートする計画。
全世界の消費者たちがより健康な食品に接する一助となるこの活動は、ドルミオやアンクル・ベンのマスターフードを含めて全世界有名ブランドも検討中である。特に、大手食品会社は、全世界の肥満比率を下げて、健康な製品を作るように多くの勧告を受けている。
国際肥満フォーラムのタムフライは同社の動きについて、「数年前、マーズは健康な製品のための方向を提示しており、彼らは今これを実践している」とし、「一般的に私たちは特別な日や長い1週間の最後に期待できる何か特別な味、おやつの概念を失った」と話した。ともに、スーパーマーケットを代弁する英国小売協会も砂糖や塩、飽和脂肪に法的拘束力のある目標を立てるように政府に要求している。
(画像:マースフード社ホームページより)