教育ICT環境導入を円滑に 総務省が「クラウド導入ガイド」を公表
総務省は20日、自治体の教育委員会や学校現場に向けた「クラウド導入ガイドブック」を作成し、公表した。
昨今、タブレットやスマートフォンでの学習が盛んに行われるようになり、学校現場や自宅での学習など全般を網羅した学習のデータ化が進んでいる。このような背景がある中、同省では、学校や家庭での学習をシームレスにつなげ、多種多様なコンテンツを利用していくための低コスト基盤である「クラウドサービス」を推進している。
ガイドブックには、学校現場がクラウドなどの情報通信技術(ICT)基盤を導入するにあたって生じやすい心理的なハードルを解消するためのQ&Aや、具体的な導入をする場合の「準備・計画・調達・運用」のフェーズ別での注意事項などが挙げられている。
この他、すでに活用している学校の事例として、語学力向上のために英語の授業で海外とテレビ会議システムで接続してマンツーマンの英会話学習を行っている大妻中野中学校・高等学校(東京都中野区)など、多くの実例が掲載されている。
(写真はイメージ)