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ANA、ベトナム航空と業務・資本提携 株式の8.8%を出資

全日本空輸(ANA)グループは28日、ベトナム航空と業務・資本提携に関する最終契約書を締結し、サービス向上のために協力すると発表した。ANAホールディングスは7月を目途に、ベトナム航空の株式の約8.8%に相当する2兆4310億ドン(約117億円)を取得する予定。ベトナム紙「労働者(Người lao động)」によると、同契約書の締結は、伊勢志摩サミットのアウトリーチ・セッションに参加するため訪日していたベトナムのグエン・スアン・フック首相と安倍晋三首相の立会いのもと東京で行われた。

業務提携の主な内容は、コードシェア、マイレージ・プログラム提携、空港業務の受委託の3つ。コードシェアについては、10月30日から、日本とベトナムの主要な国内線30路線と、日本・ベトナム間の国際線10路線の運航便に相互に便名を付与し、利便性の向上を図る。また10月30日からANAマイレージクラブ会員は、ベトナム航空とコードシェアする路線でのマイル積算が可能となり、マイレージ特典航空券でベトナム航空の全運航便も利用できるようになる。空港業務については、日本とベトナムの就航地における旅客チェックイン、貨物搭降載、地上支援、ケータリング、機体整備などの相互受委託を順次実施していく予定。

ANAグループはこの他、ベトナム航空に対して事業や運航に関するノウハウの提供や、サービス品質向上にむけた業務支援等を行い、取締役も1人派遣する。

ベトナム航空が海外企業の出資を受けるのは今回が初めて。またANAはスターアライアンス、ベトナム航空はスカイチームに加盟しており、ANAが別の航空連合の会社に出資するのも初となる。

 
(写真はイメージ)

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