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オリンピック「マルチサポート事業」ターゲット競技、決定。新たに競歩男子など

 文部科学省は、オリンピックとパラリンピックのための「マルチサポート事業」を見直し、4月17日にターゲット競技を決定した。競歩男子、5人サッカー男子(視覚)などを新たに対象とした。2016年リオデジャネイロの夏季オリンピック、同パラリンピック、2018年平昌(ピョンチャン)の冬季パラリンピックでのメダル獲得に向けて集中的に支援していく方向だ。
 オリンピックのターゲット競技は、メダル獲得の期待が高い順にA、B、Cの3つに区分される。今回の見直しで新たに競歩男子、クレー射撃(トラップ)女子をターゲットBに、飛込男子、ボクシング女子、セーリング470級男子をターゲットCに新たに入れた。バドミントン女子はAに、マラソン女子、卓球男子、テニス男子、テコンドー女子はBに、それぞれ区分を上げた。パラリンピックのターゲット競技は、5人制サッカー男子(視覚)を新たに対象とした。
 一方、ハンマー投げ男子、フェンシング(フルーレ)男子などは区分を下げ、やり投げ男子、サッカー男子などは対象外とした。
 選定基準は、過去の主要な大会での実績、強化戦略プラン、アスリートの状況、国際的なスポーツ動向などだ。
 ターゲット競技には、スポーツ医・科学、情報面からのアスリートの支援、大規模な国際競技大会におけるマルチサポート・ハウスでの支援、競技用具・器具やトレーニングに関する研究開発という形でサポートする。