「メーヴェ」モデルのジェットグライダー 初の一般公開テスト飛行
7月31日、アニメ映画「風の谷のナウシカ」に登場する「メーヴェ」を参考に製作された一人乗りジェットグライダー「M-02J」のテスト飛行が北海道滝川市で初めて一般公開された。メディアアーティストで東京藝術大学准教授の八谷和彦さんが、2003年から「OpenSkyプロジェクト(個人的に飛行装置を作ってみるプロジェクト)」で製作に取り組んできたもの。
同機は幅9.63m、全長2.67m、重さ88.6kg。操縦者は映画で描かれたように機体の上に腹ばいで乗り、体重移動で操縦する。2013年7月に航空局から試験飛行許可がおり、千葉県野田市で高度3mまでのジャンプ飛行試験、14年7月から今回と同じ場所で試験飛行を重ねてきた。今回のテスト飛行では、地上約70mまで上昇し、空中で右へ左へと旋回してみせた。
同プロジェクトのWebサイトには、「このような機体が実現可能なことを検証するためのものであって、一定の成果が出た段階で試験飛行は終了します。なお、この機体の量産予定は現在ありません」と記載されている。
画像提供:八谷和彦氏より