野辺山宇宙電波観測所、「展示室」を夏季限定オープン
国立天文台野辺山(長野県)では、9月30日まで構内に夏季限定で、自然科学研究機構に属する5つの研究機関を紹介する「野辺山展示室」を開設している。宇宙の構造とその進化について専門ガイド付きの立体映像が見られる4次元デジタル宇宙シアター(4D2Uシアター)を併設している。
4D2Uシアターで上映されるコンテンツは、国立天文台が独自に開発したインタラクティブ4次元宇宙ビューワー「Mitaka」を用い、研究者自らが最新の観測データや理論研究に基づいて、天体現象を3次元+時間1次元の「4次元」で可視化した立体映像。上映時間は約30分。
自然科学研究機構は、国立天文台、核融合科学研究所、基礎生物学研究所、生理学研究所、分子科学研究所の5つの大学共同利用機関によって構成。国立天文台野辺山には野辺山宇宙電波観測所が設置されており、主な観測装置は45m電波望遠鏡、10mアンテナ6基によるミリ波干渉計、太陽電波強度偏波計。敷地内の見学コースを1時間ほどかけて自由に回ることができる。見学コースも展示室も入場無料。
【施設情報】
国立天文台野辺山
住所:長野県南佐久郡南牧村野辺山462-2
TEL:0267-98-4300
ホームページ:http://www.nro.nao.ac.jp/
開館時間:8:30~17:00(通常)/18:00(夏季)、年末年始休み
画像提供:国立天文台野辺山