リオ五輪 被災地の子供たちも開会式で元気に入場行進
ブラジル現地時間の5日に行われたリオデジャネイロオリンピックの開会式には、選手たちとともに世界20カ国100人の子供たちと現地の子供たちが参加した。オリンピック・オフィシャルパートナー企業である日本マクドナルド主催のプログラムの一環で、日本からも8人の子供が参加。その中には東日本大震災や熊本地震で被災した子供もいた。
2011年の東日本大震災が起こった当時5歳だった高田麻衣さん(宮城県気仙沼市)は小学3年生からバレーボールを始めた。地震の影響で生活状況は一変し、バレーボールの練習をする環境も制限されているが、震災からの復興するために“スポーツの力”を信じて一心不乱に練習に打ち込んでいる。
池本侑真くん(熊本県熊本市)は4月に起こった熊本地震を経験し、「今はじしんがとってもこわい」と、今でも続く余震に怯えている。池本くんはテニスをしており、将来は「せかいランク1位」を目指し、今回は錦織圭選手の試合を見るのを楽しみにしている。
40年来のオリンピック・オフィシャルパートナー企業であるマクドナルドは、食糧の提供のほか、子供たちが観戦・体験できるプログラム「マクドナルド・オリンピックキッズ」を2008年北京オリンピックから実施している。今回参加した8人はこのプログラム参加者で、4000通の応募から選ばれた。8月2~7日の間ブラジルに滞在し、開会式参加や競技観戦をした。
(写真はイメージ)